心と身体

寒い季節の体作り2

川口正人です。

先週から日差しが強くなり
風が吹かない場所はポカポカと気持ちいい
雪も溶けて地面も暖まり
早くも蕗の薹が顔を出したよの声が聞こえる
てくてくの道です。

先週は寒い季節の体づくりで
なるべく薄着で体をしっかり動かしましょう
とお話ししましたね。

気温の寒暖差が多いと油断して
風邪を引きやすくなりやすいようです。

出来れば風邪は引きたくないですよね、
僕は予防のために特別に何かしている
ということはないですがここ20年ほど
風邪を引いたことがありません。

もしかしたら引いてるのかも知れませんが
分からないまま治っているのかも?

ただ、朝起きてちょっと調子が悪いなと思ったら
先ずうがいをして、食事にニンニクと
生姜を多く使うようにしています。

後は喉と鼻が渇かないように
蒸気を沢山吸い込みます。
お風呂に浸かって蓋をして顔だけを出して
鼻で深呼吸をしたりしています。

鼻水はなるべくかまないようにして垂れ流しです。
あまり強く鼻をかんでしまうと
耳に支障を来すようですよ。
赤ちゃんや幼児は鼻をかむより
吸ってあげる方がいいみたいですね。

皆さんはどんな予防をされていますか?
これ効くよ!ってのがありましたら
ぜひ教えてくださいね。

***

吉村正浩です。

以前川口正人さんからのおすすめ本として
ご紹介しました「風邪の効用」という
本は読まれたでしょうか。

私も一年ほど前に読み,目から鱗が落ちた本です。

風邪というものの捉え方が全く変わりました。

風邪をひくと不快であり,治そうとして
寝ると時間がもったいないような気がします。

しかし,風邪という現象そのものが
私の身体自身を正常な状態に整えようとしている
過程ととらえたらどうでしょう。

風邪をひくときは,何か無理をしていたり,
望ましくない生活をしている時ではないでしょうか。

そして,気が緩んだ時とは,無意識に
「今なら体を整えるために休めるよ」
という身体からのメッセージなのかもしれません。

風邪はできればひきたくないもの。

だけど,必要だから出ている症状。

であれば,風邪をひく必要のない生活をし,
もしもひいてしまった時はできるだけ
短い時間でやりすごせれば良いですね。

たくさんのヒントがつまった一冊です。
まだお読みで無い方はぜひ!

私の場合,3食がっつり食べていた時,
特に忙しさを理由に
惣菜やコンビニ食が多かった時に
頻繁に風邪をひいていました。

そして,1日2食にすると
風邪をめったにひかなくなりました。

1日1食にしていた一年間は
一度もひきませんでした。

消化には多くのエネルギーを消費するといいます。

消化することから身体を休めることで
風邪をひく必要がなくなったのかなと思っています。

てくてくの子供たちは,
風邪で休んだことはまだありません。

調子の悪い時もありますが,
いつもより鼻水多めというくらいで
普通に1日を過ごしています。

お腹が空いてからご飯を食べています。
食事中,お腹があまり空いていない時は
遊びが入り,そんな時はご飯を食べられてしまいます。

寒い時も先回りして部屋を温めたり
服を着せることはしませんが,
寒さを何とかしようと行動を始めたら
共に暖をとる行動に移ります。

鼻水が垂れているのを見ると,
「鼻水が出ているよ。どうしよう?」
というやりとりがありますが,
その後は本人の判断です。

昼寝の時も,「どれをかける?」という
やりとりはありますが,
「いらない」という子は
こんな時期も何もかけずに寝ています。

きっとこれらのことは
一般常識とは違った対応だと思います。

しかし,子供たちを見ていると,
身体の感覚を敏感に感じ取り,
成長につながっていると感じます。

私自身ももちろんですが,
現代は身体の声よりも大脳の判断を
優先させてしまっているのだと思っています。

教育,聞いた話,知識など,様々な情報よりも
まず自らの身体の声を聞くこと。

声を聞けるようになることを
てくてくでは大切にしていきたいと思っています。