食べる力

川口正人です。

子どもの成長にとって大切な遊びという刺激、
その土台を作る足指の話をして来ました。

皆さんに伝わっているとよいのですが。
是非実践してくださいね。

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遊ぶ力がついたら
今度は食べる力が付いてきます。

たっぷり遊ぶとお腹が減ります、
お腹が減ると何でも美味しく食べられて満腹になります。

満腹になると眠たくなります。

たっぷり眠れると排便が良くなります。

排便が良くなると体が軽くなります。

体が軽くなるとたっぷり遊べます。

たっぷり遊ぶと…

私たち大人はついつい子どもの成長を考えて
食べる物に注意、関心を向けがちです。

確かに食べることは生きていく上で
とても大事なことですから
その気持ちに異論を挟む気持ちはありませんが、
私たち大人だって満腹の時にどんなに豪華な
食事を出されても食べられませんよね。

逆にお腹がペコペコの時に出された
塩おむすびの旨さ、登山して山の頂上で食べる
おにぎりは最高のご馳走だと思います。

子どもは頭でご飯を食べません。

たっぷり遊んでお腹がペコペコになった時に
安心、安全な愛情たっぷり栄養満点の
食事を食べられる子どもたちは幸せですね。

てくてくに体験に来られた方々が、
タップリ遊ぶ子どもたちの姿と、
なかなかお腹が減らないことに驚いておられます。

そして、空腹で食べる食事の量にまたまた驚いておられます。

無農薬で栽培された玄米を今日の分だけ精米し、
化学肥料を使わない野菜たちと
無添加の味噌で作る出汁をしっかりとった味噌汁。

愛情たっぷりの大人たちと一緒に食べるお昼ご飯は最高のご馳走ですね。

てくてくの二歳男児も自分でご飯をよそい
山盛りのご飯をお代わりして食べています。

まあ時には欲張りすぎて残すこともありますが、
残ったご飯はおやつでいただきますから大丈夫(^^)

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吉村正浩です。

てくてくでは,お昼はお腹が空いてきたら
探検を切り上げて帰路に着くようにしているので,
自然と遅めになりがちです。

特に遊びに夢中になっていると
お腹のことが気にならないようです。

我々は朝ご飯は7時頃に食べ,
お昼は12時頃に食べ,夕食は19時頃に食べる
というのが当たり前になっています。

そして,それが「規則正しい生活」だと教育されてきました。

「規則正しい生活」を否定するわけではありませんが,
常識を少し横に置いておいて,
体の声を聞いてみることが
大切なのではないかなと感じています。

学校では現在,給食は決められた量を
全て配り切るのが一般的になってきています。
それは「同じ金額の給食費を払っているのだから
平等に分けなければならない」という考えに基づくためです。

動物たちはお腹が空かなければ食べません。

食べ物が手に入らなければ食べられません。

食べたくないものは食べません。

お腹が空いたから食べる。

喉が乾いたから飲む。

そういった体からの声を感じる暮らしを
てくてくでは大切にしています。

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〜川口正人おすすめの本〜

寮 美千子 編著
「空が青いから白をえらんだのです —奈良少年刑務所詩集—」
( https://www.amazon.co.jp/dp/4101352410 )

おすすめ文は価値観を押し付けて
しまうのであえて書きませんが,
まだ読んだことのない方には
ぜひ読んでいただきたい一冊です。