暑さに負けない体と食

吉村正浩です。

「暑い時こそ,カレー,鍋焼きうどん!」
最近川口正人さんがよく言うフレーズです。

暑くなると氷を入れた冷たい飲み物が美味しくなります。
暑くて食欲もイマイチなので,
そうめん,ざるそばや冷製パスタといった
冷たいものが食べたくなってきます。

「冷やし中華始めました」

を見ると夏を感じますね。

しかし,冷たいものを食べると
内臓が冷えてしまいます。
余計に身体に負担をかけることになってしまいます。

暑さに負けないために,
てくてくではやっぱり
暖かいご飯と味噌汁を大切にしています。

飲み物についても同様です。

暑い夏にキンキンに冷やした飲み物はたまりませんね。
かーっと飲むと体の温度が下がり,落ち着く感じがします。

しかし,これも内臓の温度を下げてしまうので,
元の温度に戻そうと身体は熱を作ります。

すると,体力は奪われ,体温が上がり,さらに発汗する・・・。

ですので,飲み物は常温で,
喉の渇きを感じた時に飲むのが大切だと思います。

先日,水分補給について,
てくてくではどうしているか
という質問がありました。

これからの季節,
熱中症にならないようにということで,
こまめな水分補給を促す声かけは
どこでもされているかと思います。

ではてくてくでは?というと,
私は特に声をかけてはいません。

水を飲むかどうかは,
人に言われてすることではなく,
自分の身体の声を聞いて,
必要と感じた時にすれば良いと思います。

それを,周りから声をかけてしまったり,
時には無理に飲ませてしまったりすることで,
身体の声を聞くよりも,
頭で飲んでしまうようになること。
その懸念があるからです。

子供たちの様子を見ていると,
自分で判断して飲むこともありますし,
他の子が飲んでいるのを見て,
気づいて飲んでいることもあります。

人数が少ない時には,私が
「のどかわいた〜。水飲もうかな!」
と,飲むと「ぼくも!」と飲んでいました。

そのように,きっかけを作ることはありますが,
あくまで飲むかどうかの判断は自分でしています。

体験に来た子や,入園したばかりの子については
もう少し気をつけて見るように心がけています。

※

暑さに負けない身体というと,
冷房にたよらないというのも大切だと思っています。

小学校では少しずつ
エアコンの設置が進められています。
もうほぼ全ての学校に
行き渡ったのではないでしょうか。

私が教員になった頃は新しい校舎は別として,
普通教室にはないのが当たり前でした。

汗っかきの子のテストは
穴が空いたりヨレヨレになったり。
それでもみんな元気に過ごしていました。

しかし,エアコンが入ると。
エアコンをつけている間は
とっても元気なのですが,
エアコンが無いところでは
あらゆる効率が落ちてしまいました。
少し外を歩くと頭痛を訴える子,フラフラする子。

どの家庭もエアコンはつけていることと思いますが,
学校だけでもエアコン無しの生活は
大切だったのだと思います。

最近,探検に出かけると
夏の香りを感じるようになってきました。

冷たいものに逃げず,
暑さをたっぷり感じて過ごしたいですね♪