てくてくの暮らし

てくてくらしさを、てくてくらしく2

川口正人です。

悩みながら、戸惑いながらも
日々は過ぎてゆき
親の悩みを横目に
スクスク育っていく子どもたち
まさに、親の心子知らずですね。

でも、先週もお話ししたように子どもたちは
親や周囲の大人の行動をよ〜く見ています。
真似して欲しくないところは特にね^^

わくわく子どもえんの子どもたちも
家で正人の真似をよくしていたらしいです♪

どんな風に真似しているのか気にはなりますがね^^
大人の行動をよ〜く見ている子どもたちの
一方、大人たちはどうでしょうか?

子どもの行動や言葉をどこまで見ているでしょう?

育児書やネット上の情報や他の子と比較して
フィルターを何枚もかけて見ていませんか?

子育ても保育も先ず見ることから
始める事が大切だと思います。

ちょっと立ち位置を変えて
いつも子どもが視界の中に入るように
意識してみてください。

監視ではなく観察の目でね♪

てくてくに来ていただいたお母さんお父さん方や
公園や町中で遊ぶ子どもたちを見る親御さんたちを
後ろから見ていると
肩が上がり背中に緊張が溢れています。

そんな目で見られていたら
子どもたちも緊張しますよね。

大人だってそんな中では
息苦しくなってしまいますよね。

敏感な子どもたちは尚更です。

今、目の前の子ども達が何を感じているのかを
一緒に味わうのがてくてくでも大切にしている
「見る」ということです。

大人の見る気持ちが変わるだけで
子どもたちは見違えるように変わります。

それは、てくてくの体験に来られた方々は
ご存知だと思います。

色んなフィルターを外し
ちょっとだけ立ち位置を変え
視点を変えるだけでこんなに変わるのかと
驚かれたと思います。

春になりました。
歩くのが気持ち良い季節です。

お子さんと手を軽くつなぎ
鼻唄でも歌いながら
そんな気持ちで歩いてみませんか?

益々、可愛くなってしまいますよ。
ありがとうございます!


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吉村正浩です。

てくてくでは子供たちにできるだけ
自由に生活してほしいと願い
行動を制限しないようにしています。

・ケンカは止めたくない。
・(大人から見ると)いたずらも自由にさせたい。
・場合によっては痛い思いも大切な経験。

と言っても,そうは言っていられないことも
もちろんありますが。

そのために大切なのが
立ち位置と観察なのかなと思います。

小さな怪我は大切な経験。
でも,命の危険があるような
大きな怪我をさせてはいけません。

では,どんな時に大きな怪我に
つながってしまうのでしょうか。

子供たちは自分で自分を守ろう
という意識は十分持っています。

ですので,小さな怪我等の経験を積み重ねながら,
大きな危険を回避しながら
新しいことができるようになっていきます。

危険を回避できないのは,
全く初めての経験で予測できない場合と,
自分は大丈夫と勘違いしてしまっている場合
ではないかと思います。

そのため,常に子供の気持ちに寄り添って,
その子が今何を感じ,何をしようとしているのか。
想像しながら眺めるようにしています。

9月のことだったと思います。

橋を渡っている際に,
高いところから下を見せてあげようと
子供を持ち上げて覗けるように
してあげているのを見かけました。
子供は嬉しそうに下を見下ろします。
大人は手を添えて落ちないように気をつけています。
よくある光景ですね。

それを見た川口さんが,
「あれはやってはいけない」
という話をされていました。

その子は次またやりたいと思うことでしょう。
その際,楽しかったという記憶しかないので,
危険は考えずに登って身を乗り出すかもしれません。
または,自分はできる(登れる)と
錯覚してしまっているかもしれません。

それが事故につながってしまいます。

公園でブランコのところに行った時,
「乗せて〜」
と言われても乗せないようにしています。
自分で乗れないものは仕方ありません。

また,乗れると
「ゆらして〜」
となりますが,まずゆらしません。

友達が押してくれたり,お姉ちゃんお兄ちゃんが
押してくれることもあります。

そんな時は特に気をつけて様子を見るようにしています。

先日公園でブランコに挑戦していた時,
ブランコに乗りたくて
先に乗っている子を降ろそうとしました。

当然落ちて泣くことになります。

最近のブランコは柔らかい素材でできていて,
下にもゴムのようなシートが
敷いてあるので眺めていました。

泣き出した瞬間,近くで子供を遊ばせていた
近所のお母さんがさっと抱き上げ,
砂を払ってくださいました。

不謹慎かもしれませんが,
「いいところだったのに!」
と思いつつ慌ててお礼を伝えましたが,
どう思われたのでしょうね。