てくてくの暮らし

てくてくらしさを、てくてくらしく3

川口正人です。

まだ寒い地域の方も、お子さんとのお散歩が
待ち遠しくなっていると嬉しいなあ〜
何の歌を口ずさむのかなあ〜

そんな事を想像しながら
この半年のまとめをしたいと思います。

初めはみんな初心者。

共稼ぎで6人の子宝を授かり、
40才で保育士になり
沢山の子どもたち、沢山の親御さん
色んな幼児教育現場に携わる方々と
色々な角度、場面でお話をさせていただき
沢山の経験をさせていただきました。

思うようにいかなくて、
イライラしたりモヤモヤしたりしながら
その中で、気づいたこと、感じたことを
僕なりに咀嚼し分析し
僕なりの暮らしを積み上げて来たことを
出会えた皆さんに伝えて来ました。

正しい子育て正しい教育の
「正しい」って何かな?

正しいってもしかしたら
自分の気持ちがスッキリすることかな?
それらを見聞きしたときにワクワクすることかな?

正しさと言っても、もしかしたら外ではなく
自分の中で、育っていくのかもしれませんね。

好き、可愛い、キレイ、カッコいい
嫌い、気に入らない、汚い、格好悪い

よくよく考えると
その基準は僕の中にありました。

これから子育てが始まるお父さんお母さん
これから子どもたちと向き合う暮らしを始める方々
どうか忘れないで下さい。

身籠った時の気持ち

初めて対面した時の気持ち

その緊張と喜びが、
これからの暮らしの中で
とても大切な瞬間だということを。

「親」になるために沢山の課題を与えてくれます。

一人前になるために色んな困難が待っています。

初めはみんな初心者ですよね。
悩みましょう。
もがきましょう。

でも、決して一人で抱え込まないで
胸を開いて顔を上げたら
きっと周りに仲間が友達がいますよ。

勿論、てくてくの仲間もね♪


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鈴江知明です。

母親になった時のことを振り返ってみると、
私が子供を産んで一番驚いた事は、
【自分の身を差し置いてでも守りたいと思える存在ができた】という事です。

結婚した時はどちらかというと
守ってもらう意識だったので、
結局自分が一番でした。

なので
子供を産んで初めて、
「私にも母性があったんだ!」
と驚きました(笑)。

「子育ては己育て」とはよく言いますが、
まあなんと的確な格言だこと。

親にはならせて頂きましたけれども
いやはや足りない所だらけなもので、
取りこぼした所を拾い集めながらの
子育てでございます。^^;

『泣いて笑って迷って転んでまた起き上がって』

全部楽しみましょう♪

しんどい時は人に話しましょ。
嬉しい時も話しましょ。

【苦しみは分けると半分に
 喜びを分けると二倍に】

と有名な言葉がありますからね♪


子供は社会で育てるものです。
人間という高度な生き物は
親だけの関わりでは到底足りないのです。
しかし、
昔は当たり前にあった子育ては
今ではほとんど見当たらなくなりました。

親だけで責任を背負い込んで
しまっていないかな?と心配しています。


私は育児で迷いが出た時は
「これ、戦前の人たちならどうしてただろうか?」
と自分に問うようにしています。
(戦後はちょっとアレですからね笑)

先人の知恵に胸を馳せるようにしていると、
自ずと方向性が見えてくるのです。

先人の知恵を借り、
周りの人の力も借り、
たくさんの人の愛を受けて育てましょう♪

人は愛で生まれて愛で育つ。

子供達の未来を愛で共に作っていきましょう!

てくてくでは毎日愛で溢れる生活をしています♪

結構厳しいですが(笑)、
厳しさも愛ゆえ^_^


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吉村正浩です。

まだ独身の私には,
今回の話題は自分ごととしては
捉えられていないかもしれません。

パッと思いつくのは
松山千春さんの生命(いのち)という曲です。
一部引用すると

♪
この子の人生を 見届けられるなら
最後まで見守って
あげたいと思うね

頬寄せて 頬寄せて
どうかすこやかな
毎日を 毎日を 与えて下さいね

いつの日か一人で 歩き始めるのだろう
今はまだ小さな手 幸せつかめるね
♪

といった詩です。

今までたくさんの子供たちと関わってきました。

きっとこの子たち一人一人の親は,
この子が生まれた時,
こんな気持ちだったのだろうな。
そう,思うようにしていました。

「小学校教員です。」
と言うと,ほぼ
「モンスターペアレントがいるんでしょう?」
と,聞かれました。

しかし,私にとって,
『我が子のことを大切に思っている親』
はモンスターではありません。

おかしなクレームをつけようが,
揉め事を起こそうが,
無茶な要求をしてこようが,
一人の子の成長を願う同志だと思っています。

手のかかる子
問題行動を起こす子
言うことを聞かない子
勉強をしない子
友達と関われない子
自分の意見を言えない子

心配事やつい怒ってしまうことはあると思います。

でも,きっと生まれた時の気持ちを思い出した時,
その子の全てをそのままに,
大切な存在として受け入れられるのではないでしょうか。
と,想像しています。

一方,そうではない子がいることも
知識として知っています。

教員をやっている時に,
そういった子に関わりたいと思っていました。
しかし,そんな機会はありませんでしたが。

そして,今後もてくてくには
そんな境遇の子が来ることはないでしょう。

直接的なアプローチではありませんが,
今後,そういった子が減っていくことも願って,
全ての子が愛されて生まれ,
育っていくことを願って,
てくてくの杜での暮らしを積み重ねております。